ピロリ菌 除菌 費用 保険適用

ピロリ菌の除菌費用は保険適用になる場合とならない場合があります。現在の保険制度では、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、血小板減少性紫斑病、早期胃がん術後の確定診断ができていなければ保険適用にならないという実態があります。

つまり胃潰瘍や慢性胃炎であることを実証できればよいわけですが、その為には胃カメラを飲んだ上で、ピロリ菌にも感染していることが確認されなければ、保険を使ったピロリ菌の除菌治療を行うことはできません。

つまりあなたがピロリ菌の感染検査だけを行おうとする場合には、全て自費での費用負担が基本になります。それってピロリ菌の除菌治療のハードルが高いと思うかもしれませんが、これでも以前に比べると緩和されている状態なんです。

ちなみに全額自己負担でピロリ菌の感染検査を行う場合には、1万円弱の費用負担が必要になりますが、保険適用の場合には、3000円以下でピロリ菌の感染検査を受けることが出来るわけです。しかもこれはあくまでも初診料と尿素呼気法（呼気検査）の費用だけなので、複数の検査でピロリ菌感染をチェックする際にはもっと高額な費用がかかることを知っておきましょう。

実際に投薬（抗生物質）によるピロリ菌の除菌費用は7000円前後で、1ヶ月後の除菌治療が完了したかどうかの検査費用は9000円ほどです。（保険適用の場合には、いずれも3分の1になります。）

このようにピロリ菌の除菌治療を自費負担で行う際には、かなり高額な費用がかかってきます。そのためいくらピロリ菌感染が胃がんの原因であるということがわかっていても積極的にピロリ菌の除菌治療を受ける人が増えない傾向があるのです。

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