ピロリ菌除去失敗：ピロリ菌除去：So-netブログ

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ピロリ菌除去失敗　[ピロリ菌除去失敗] [編集]

抗生物質によるピロリ菌の除去は失敗することも多く、だいたい2〜3割の人が2度めの除菌では、全てのピロリ菌を除菌できない現実があります。ではなぜ抗生物質による除去に失敗するのか？

これにはいくつかの原因があるようです。一般的に考えられるのは、指示された回数と時間で薬を飲み忘れること、アルコールの摂取、喫煙の3つです。

ピロリ菌の薬は朝夕の2回指示された時間にしっかりと服用する必要があるのですが、仕事が忙しかったり、ついうっかりしてしまったり、副作用の辛さから飲むのをやめてしまったりとその指示通りに飲まない人が多いのです。

そうすることで、その抗生物質に対してピロリ菌が徐々に耐性を持つようになり耐性菌に代わり除菌に失敗します。　またアルコールを摂取することで胃酸の分泌量が多くなり抗生剤の効果が下がってピロリ菌の除去に失敗します。

ちなみにピロリ菌を除菌しているタイミングでアルコールを摂取すると肝臓に掛かる負担が通常よりも多くなりますので、身体にとっても良いこととはいえません。特に2次除菌で使用される抗生物質はアルコールとの相性が悪いので注意が必要です。　

喫煙も国内外の調査の結果、ピロリ菌の除去に影響を与えることがわかっています。それだけではなく、ピロリ菌とあなたと抗生物質の相性もピロリ菌の除去には影響しますので、1時除菌でこれだけ多く（2〜3割）もの方が除菌に失敗しているのです。

本当に注意しなければ、どんどん耐性菌を生むだけではなく体内の細菌バランスが乱れ、様々な副作用を起こすリスクが高まるのが抗生物質によるピロリ菌の除去ですので、注意が必要です。