ピロリ菌 除去 胃潰瘍

ピロリ菌の除去を行うことで胃潰瘍の再発は起こりにくいと考えられていますので、もしあなたがピロリ菌に感染しており、胃潰瘍の症状を発症している際には、胃潰瘍の治療に合わせてピロリ菌の除去を行うことをオススメします。

通常はピロリ菌を除去すれば、その後にピロリ菌に感染する割合は、年に1~2％と非常に少なく、胃潰瘍の再発がピロリ菌によるものと考えられる方は、ごく一部なのです。ピロリ菌への再感染以外に胃潰瘍が再発する理由としては、非ステロイド性抗炎症薬の効果が十分ではなかったことや胃潰瘍の手術が完璧ではなかったことが予想されます。

もしくは検査時には発見されないほど僅かなピロリ菌が体内に残っており、それが繁殖を繰り返し、胃の中で暴れていることなども考えられないわけではありません。

そのため、ピロリ菌の除菌に成功した後でも、年に1度は検査を行い、胃潰瘍の患部の状態や胃粘膜の状態などを確認することをお勧めいたします。やはりどんな手術や治療も完全に成功するというわけでもありませんし、健康管理は自己責任の部分もありますので、しっかりと再発予防の為の検査を行ったほうが良いと思います。

胃潰瘍の段階でピロリ菌の除去をしっかり行っておけば、その後の胃がんの発病率は3〜4割ほど抑えることが出来ますので、少しでも早い段階でピロリ菌の完全な除去を行うことと、その確認を怠らないことをお勧めいたします。

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