ピロリ菌 除去 酒

胃癌の原因であるピロリ菌を除去したいと考え、病院でピロリ菌の除菌治療を受けようとすると必ず言われるのが、お酒とたばこは止めてください。という話です。これはピロリ菌のの除菌治療にお酒とたばこがマイナスの影響を与えるからです。

実際に一次除菌と二次除菌でどのようにお酒を我慢する必要があるのかといえば、基本的には全面的に禁止です。

・一次除菌

除菌治療中は、全面的に禁止。
多少は大丈夫だったりもしますが、自己責任。
服用終了後、夕方以降であれば解禁可能。

・二次除菌

除菌治療中は、完全に全面的に禁止。
服用終了後、翌日の夕方以降であれば解禁可能。
ただしビール大瓶1本まで、それ以上は48時間以降。

という感じです。

でもそもそもなぜピロリ菌の除菌治療時にお酒が禁止かというとピロリ菌の除菌治療時には胃酸を抑える薬を飲みますが、アルコール摂取は胃酸の分泌量を増やす傾向があるので、抗生物質の効果が弱まるんです。

そして二次除菌で使用するメトロニダゾールはアルコールと一緒で肝臓で分解される成分なので、アルコールとメトロニダゾールを分解しなければならない肝臓には非常に大きな負担がかかります。

この様にピロリ菌の除菌治療中にはお酒は絶対に飲むことはできませんし、飲むことでピロリ菌の除菌率を低下させるだけではなく、副作用を酷くしたり、肝臓を壊したりする原因にもなりかねませんので、十分に注意をする必要があります。

それでも胃がんになるよりはマシだと思いますので、ピロリ菌感染がわかったら、医師の指示の下しっかりと除菌治療や除去を進めてください。　

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