ピロリ菌 除菌 費用 保険適用

ピロリ菌の除菌費用は保険適用になる場合とならない場合があります。現在の保険制度では、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、血小板減少性紫斑病、早期胃がん術後の確定診断ができていなければ保険適用にならないという実態があります。

つまり胃潰瘍や慢性胃炎であることを実証できればよいわけですが、その為には胃カメラを飲んだ上で、ピロリ菌にも感染していることが確認されなければ、保険を使ったピロリ菌の除菌治療を行うことはできません。

つまりあなたがピロリ菌の感染検査だけを行おうとする場合には、全て自費での費用負担が基本になります。それってピロリ菌の除菌治療のハードルが高いと思うかもしれませんが、これでも以前に比べると緩和されている状態なんです。

ちなみに全額自己負担でピロリ菌の感染検査を行う場合には、1万円弱の費用負担が必要になりますが、保険適用の場合には、3000円以下でピロリ菌の感染検査を受けることが出来るわけです。しかもこれはあくまでも初診料と尿素呼気法（呼気検査）の費用だけなので、複数の検査でピロリ菌感染をチェックする際にはもっと高額な費用がかかることを知っておきましょう。

実際に投薬（抗生物質）によるピロリ菌の除菌費用は7000円前後で、1ヶ月後の除菌治療が完了したかどうかの検査費用は9000円ほどです。（保険適用の場合には、いずれも3分の1になります。）

このようにピロリ菌の除菌治療を自費負担で行う際には、かなり高額な費用がかかってきます。そのためいくらピロリ菌感染が胃がんの原因であるということがわかっていても積極的にピロリ菌の除菌治療を受ける人が増えない傾向があるのです。

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ピロリ菌 除去 費用

ピロリ菌の除菌費用ですが、2013年から慢性胃炎の人も保険適応になったことで、今までよりも多くの人が多少安く受けることができる様になったと思います。それまでと言えば、疾患がない場合には自費診療だったので、少しハードルが高かったんです。

ちなみに3割負担の人であれば、5000〜6000円でピロリ菌の検査と除去を行うことが出来ますが、あくまでもこれは基本の金額なので、病院によって使用する薬も違えば、症状によっても変わってくるので、参考としてお考えください。

またピロリ菌の場合、一度で除菌出来ないこともあり、その場合はより強い抗生物質を出されるので、除菌費用が高くなることも想定されます。

またピロリ菌への感染検査だけをしたい場合には、これは保険適応になりませんので、全てを自費で払う必要がありますし、胃カメラで慢性胃炎の症状が確認されなければ、慢性胃炎の人でも検査費用が自費負担になりますので、注意が必要です。

少しややこしくですが、厚生労働省はピロリ菌は大したことがないと考えているので仕方が無いことなのですが、本当は胃がんの8割の原因がピロリ菌感染なので、全ての国民の検査及び除菌を行った方が、胃がんの発病率も下がるのに残念な話です。　

段階を踏んで行かないとピロリ菌の除菌費用は全額自己負担になってしまいますので、この辺は上手くタイミングを見て除菌されたほうが良いのかもしれません。特に混んでいる病院の場合には、胃カメラの検査に数ヶ月待ちというところもありますので、そういった場合はある程度まとめて出来る別の病院での検査・治療を検討するのも一つの方法です。

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